プロフィール

最後の適職カウンセラー 羽鳥結喜
最後の適職カウンセラー 羽鳥結喜
順調だった学生時代(〜20代前半)

勉強やスポーツも、頑張って努力することで望む結果が得られた。

「頑張れば必ず報われる」という信念が形成される。

 

 

新卒就職活動〜初めての挫折(20代前半)

学校で学んできたプログラミングなどを活かすことができそうなIT業界で、慣れ親しんだ地元で働けることを条件に就職活動。

しかし50社以上の企業に応募しても、ことごとく不採用。

初めて挫折を味わう。

これまでも、頑張ればきっと乗り越えられるはず、と思い、就職活動を頑張った。

他の業界にも広げて、また、勤務地も東京、大阪などにも広げて就職活動。

なんとか大手無線通信機器メーカーに就職。

さらに「頑張って努力すれば報われる」という学生からの信念が強くなった。

 

 

 

歯車が狂い始めた20代半ば

会社の仕事は、自分がこれまで学んできたプログラミングなどの知識を直接活かせるものではなく、電気電子工学の専門知識を必要とする回路設計や無線回線設計だった。

未経験なことだけに、とても不安を感じた。

同期の多くは、電気電子工学の専門知識を学んでいて、どんどんスキルアップしていった。

そんな同期からどんどん取り残されていくと感じ、焦りを覚えた。

同期や先輩、上司などに質問したり相談をしてみたりしたが、電気電子工学を学んでいない自分には、その回答やアドバイスの内容を理解できず、落ち込んだ。

専門書、ビジネス書を買い込み、各種セミナーを受けてみたが、満足のいく成果を上げることができなかった。

「こんなに努力しているのに、なぜできないんだ?」と焦り、劣等感を抱いていった。

そのうちに、分からない自分を知られたくなくて、周囲に質問や相談をしにくくなり、次第に孤立していった。

任された仕事が進まず、月100時間超の残業することもあった。

全身がだるくなったり、激しい頭痛や、夜寝られなかったり、朝起きづらかったりして、徐々に体調が悪くなっていった。

 

 

うつ病を発症、休職、そして退職(20代後半)

インターネットで体調が悪い原因を調べていたら、うつ病という病気を知り、治療には精神科や心療内科を受診することを知る。

しかし、すぐに受診できなかった。当時は、うつ病などの心の病は、弱い人間がかかるもの、と誤った認識をもっていた。

「自分は、まだまだ努力や頑張りが足らないからだ。自分は弱い人間ではない」と思っていた。

そのため、精神科や心療内科の治療を受けることに強い抵抗感をもっていた。

この頃から、日曜日の夕方になると、徐々に気分が重くなり、月曜の朝になると気分がものすごく落ち込み、休んでしまう、ということを繰り返すようになっていた。

有給休暇も使い果たし、欠勤が増えてきた。

症状も悪化して業務にも支障が生じてきた。

仕方が無く、思い切って心療内科を受診した。

うつ病と診断され、薬物治療を始める。

でも、5分程度しか話を聞いてくれず、ただ処方された薬を飲んでごまかして生きている毎日でした。

しかも、受診するたびに薬が増えていく一方で、症状が改善しないどころか、だんだんとひどく辛い症状を抱えていくようになっていった。

ネットで評判の良い病院を調べては、そのたびにクリニックを変えて、受診を繰り返す

その課程で適応障害とも診断される。

次第に会社を欠勤する日数が多くなっていき、ついに6ヶ月間の休職に。

休んでいるという罪悪感に苦しむ。

昼夜逆転に生活に。

起きている間中、TVをダラダラと観てしまい、一日の終わりに、不毛な無駄な一日を過ごしてしまったと後悔する毎日。

休職期間が終わりになるにつれて、症状が改善できていない焦り、復職へのプレッシャー、不安が高まる。

ますます、うつ症状がひどくなる。

休職期間が切れて、なむなく出社。

休職前とは仕事内容も異なり、よけいに混乱した。

以前よりもパフォーマンスが悪くなる。

職場にいてもいたたまれなくなる。

結局、退職することに。

強い敗北感と劣等感を感じた。

元上司の方に相談。

その上司が転職をしていた会社に採用してもらう。

 

 

 

転職、心機一転、初めは順調にいっていたが...(30代前半)

心機一転、今度こそは、前職のような失敗をしないように、学生からの「頑張れば報われる」という信念に基づいて、しっかりと準備しようと心に誓った。

就業後や休日には、提案書作成やプレゼンのスキルアップ、資格取得のために、セミナーなどを数多く受講しまくりました。

新しい環境で、慣れない仕事に、ストレスを感じながらも、数多くの競合が参加するコンペの中で、大口のコンサルティング契約を受注したりして、成果も出せるようになってきた。

やはり努力は裏切らないと確信した。

 

 

 

うつ病再発、2度の休職後、再び退職に(30代後半)

この外資系会社では人事評価は徹底した成果主義で、人事評価や収入のアップダウンが激しく、強くストレスに感じた。学生からの「頑張れば報われる」という信念に基づいて、様々な自己啓発セミナーなど参加しまくった。

しかし、頑張っても、頑張っても、売上目標を達成できなかった。

「自分は、なんてダメな人間なんだ」と自責の毎日を過ごす。

また、会社の売上に貢献できず、役に立たない、申し訳ない、と思うようになっていった。

うつ病を再発。心療内科に通い、薬物治療を行った。そして6ヶ月の休職。

あれだけ「前職のような失敗をしないように」と気をつけていたのに、結局、同じことを繰り返してしまった。

そんな自分が情けなくて、みじめに感じた。

また、うまくいかないことへの苛立ちや悔しさ、なにもかも嫌気がさした。

休んでいることへの罪悪感に苦しんだ。

早く直さなければと焦りも感じた。

こんな状態のままで休職期間も終わり復職。

休んで職場に迷惑をかけた分を早く取り戻さなければ、と焦っていた。

職場の人から優しく声がけもしてもらったが、時として、それを素直に受け止められず、自分は周囲に情けをかけてもらうほど落ちぶれたのかと思い、余計に落ち込んだりもした。

また、うつ病である自分にどのように対応したら良いのか分からず、戸惑っていることも感じてしまうときもあった。

そんなときは、うつ病である自分が職場にいることで迷惑をかけていると感じてしまって、いたたまれなくなり、自分の居場所がないと感じた。

結局、うまく対応できず、再び6ヶ月休職することになった。

それまで、
「自分が頑張らなければ会社や職場、お客様に迷惑をかけてしまう」
と思って頑張ってきた。

ところが、あるとき気付いてしまった。

「あれ?半年、1年自分が休んでいても、ぜんぜん会社や職場、お客様は困っていない!」

「自分がいなくても、世界や世の中は、まったく問題なく機能している」

とてもショックだった。唖然とした。

「自分は必要とされていないんじゃないか?」
「今までの頑張ってきた自分は何だったんだ!?」
「なんで自分はこんなに頑張っていたんだろう?」

これまでの頑張りがむなしく思えてきた。

そんな状態のまま、復職した。

上司から呼び出され、面談。退職が決まった。

あぁ、もう会社に無理して行かなくていいんだ、とどこか安堵した部分もあったが、
「このまま仕事できなかったらどうしよう。」
「生活できていけるのか?」
という不安も大きかった。

 

 

 

カウンセラーとの出逢い(40代前半)

初めてハローワークに行った。そこで、キャリアコンサルタントに出逢った。

これまで親にも友人にも言えなかった、「うつ」のこと、休職をくり返したこと、を生まれて初めて話せた。

涙が溢れた。心が軽くなった。

自分のことを理解してくれる人がいると思うと安心した。

仕事選びの前に自分の心のあり方(物事の捉え方)を直さないと、職場が変わっても同じことになるよ」とアドバイスをもらった。

紹介された心理カウンセラーにて認知行動療法を行った。

同じ事象でも、それをどう捉えるかは、自分の認知によることが分かり、認知の歪みを少しずつ解消していった。

そして、転職活動も開始した。

 

 

 

適職との出逢い(40代前半)

これまでの経験してきたエンジニアの仕事のみ応募していたが、エンジニアの経験と技術コンサルティング業務の経験から、技術者向けのキャリアコンサルタントという仕事を教えてもらった。

自分一人で頑張って、自分の知識や経験、発想の中からだけでは、そういった職業を見つけることができなかった。

もし、あのとき、心理カウンセラーやキャリアコンサルタントに出会っていなかったら、自分のことを話して、相談していなかったら、今、どうなっていたのだろう?

きっと、まともに仕事に就けなかっただろう。

仮に就けたとしても、認知(ものごとの捉え方)に歪みがあった状態では、長続きしなかっただろう。

また、キャリアカウンセラーという適職にも巡り会えず、今のように、今の仕事にやりがいをもって、日々、やりがいをもって、取り組めていないと思う。

 

 

 

キャリアコンサルタント、心理カウンセラーとして活躍(現在)

その後、私自身も、心理カウンセラー、キャリアコンサルタントに必要な専門知識を深く学び、産業カウンセラー、国家資格キャリアコンサルタントの資格も取得して、専門性を高めてきました。

現在は、
上司、部下の板挟みで苦しんでいる方
成果主義でストレスを溜めている方
劣等感があって自分の力が発揮できていないと感じる方
10〜20年も自分の適職が定まらないと感じている方
うつ・適応障害で苦しんでいる方
など、職場での人間関係や、スキルアップ、転職などの相談業務や講演を、これまで約6,000名の方に実施してまいりました。

あなたの適職を見つけて、より良い人生を送っていけるように全力でサポートしていきます。